ハイメ・アジョン × 九谷焼

30.11.2010

世界的にも超ー有名な高級陶器オブジェの製造・販売をするスペインの企業「リアドロ」のアートディレクターを務めるのが、若干33歳のハイメ・アジョン。もともと彼はサンフランシスコでスケーターをしながら、ボードのグラフィックを手がけるデザイナーだったようです。その後、僕も憧れるベネトンのファブリカで勤務し、現在に至る彼。
その彼が石川県の伝統工芸「九谷焼」の窯元、上出長右衛門窯の五代目当主である上出雅彦氏とコラボレーションして生まれた今回のプロジェクトはかなり興味深いですし、インスパイアされます。何と言っても、ハイメ・アジョンの独創的なクリエイトに感動させられます。自国であるスペインの「リアドロ」は彼をアートディレクターとして迎え入れることで、これまでの伝統的な企業のスタイルを基盤に、コンテンポラリーでありながら独創的なクリエイティブをうまく取り込めた企業のいい展開例だと僕は思ったと同時に、今回の「九谷焼」という日本の伝統工芸にも新しいスタイルと可能性を感じることが出来た。
日本にはハイメ・アジョンのような独創的なクリエイションを造ってきた人たちは多く、最初に思い浮かぶのは、柳宗理さんでしょうか?ハイメ・アジョン氏のようなクリエイターとしてはブルーマークの菊池さんを思い浮かべましたね!?

出来上がったものやプレスで紹介されてしまうと簡単な情報だけに終わりますが、ハイメ・アジョン氏が凄いのは、「九谷焼」からのオファーを受けて、1年間「九谷焼」について勉強し、愛情を込めて仕事に取り組んだようです。「売りたいとか有名になりたい!という思いでこのプロジェクトをしているのではなく、コラボレーションすることで、伝統工芸の根絶を避け、進化させることで継続していけると思っているんです!」。このコメントを33歳のクリエイターが言ったかと思うと自分と比較してしまいました。(比較することではないですが・・・)

自分の持つ才能や感性をハイメ・アジョンがコメントしたように「残す」「伝える」というコンセプトで新しい作品作りなどを行おう!と、そう感じました。
いやー東京という街にはこんな風にいいプロジェクトやエキシビジョンがあるかと思うとやっぱり住んでみたい街ですね!?(一生ないのですが・・・)

EXCITE NEWS  デザインタイドトーキョー2010より