音に魅せられた!

25.05.2013

突然、東京行きが決まった。
夏に本格始動するオクターヴ事業部のイメージ音楽を依頼するために!
その音を作ってくれる彼の名前は延近輝之氏。皆さんもよく知っているドラマや映画のサントラなどを作られている音楽家さん。何故か始めて会う感じがしなかった!?きっと僕も記憶の中にある音楽に近かったからかなぁ?とひとりで納得。
ブランドの内容や事業の説明を詳しくしたわけでもないにも関わらず、「わかるわかるっ!こんな感じ?」とデビューアルバムの中から数曲選び、聞かせてくれたり、目の前にあったグランドピアノで即興で演奏し、イメージを伝えてくれた。イメージに狂いがなく正直驚いた。
目線を反らした先には本棚があり、そこに収まっていた写真集や画集なども僕の好きな作家さんが多く、更に共感を得た。もっと話がしたい、もっと音を聞かせて欲しい!そう思いながらも事務所をあとにした。延近さんの音の余韻を感じながら新幹線に乗り、少し眠った。
彼の音楽から感じられるメッセージもそうですが、何より人となりが音に現れている印象でした。20数年、音楽から離れていましたが、彼と会ったことをきっかけに自分の中にあった音楽に対する想いにほんの少し火がついた感じです。
そんな彼が作ってくれるオリジナル曲ってどんなのかなぁ?と今から楽しみです。

新しいコト、楽しいコトを作るとは?

23.05.2013

僕は今年44歳。
少し若い世代のクリエイターたちは、少ない予算とたくさんの制限の中で仕事をしていて、自分たちの作品として満足のいく仕事が出来ていないからか、何かメディア的な発信をしようとするが何かが間違えている。
何が間違えているか?というと、作ろうとするメディアが世の中的に必要なツールであれば、ちゃんとした収支計画を立てた企画書を作り、広告出稿をしてくれだろうスポンサーに営業するれば作るのです。また、必要ではないけど時代背景やこれからの未来を考えた時に作っておくべきメディア(今は不必要なメディア、または育てるメディア)は、ビジョンや志が共通する仲間たち(コミューン)で自分たちの役割と自分たちが持ち寄れる予算をテーブルの上に提供し、大風呂敷を広げるのではなく、自分たちの出来る範囲から立ち上げるべきではないか?と僕は思う。要はメリットデメリットのことなのです。
何かを立ち上げる時には、必ずお金が必要になるわけで、そのお金を自分たちで用意するのか?出してくれる企業を見つけるか?です。その時、プレゼンする仕方が2通りに分かれるというだけです。
僕も30歳の時に「自分たちが楽しめる本」を作りたい!と思って、大きな借入をし書籍を作りました。その時、スポンサーを付ければ、結局自分たちの作りたいものは作れないから広告などを取得することは選択肢として排除し、誰からも文句を言わせないために自費で作りました。その後、何度か自社から書籍を発刊したり、同じ神戸の仲間とメディアを立ち上げていますが、自分たちのお金と時間を使い、メディアを作っています。
メディアは誰にでも作れます。誰からのお金で作ろうとか、誰かに依頼したり、参加させることで楽にメディアが作れるのでは?などと考えていけません。メリットデメリットをよく考えてみてください。
そうすれば、どのタイミングで誰とどんなメディアを立ち上げればいいか?見えてきます。自然な流れの中で新しいメディアは作れると思いますよ。44歳の僕は、今も自分の責任の範疇で作れる新しいメディアを作りたいと考えています。みんなも頑張ろう!

最近、不思議な出来事が多い!

14.05.2013

8・9年前に自費出版にて「Peep Paper」という本を作っていました。Vol.03まで続けましたが、資金体力がなくなり断念しております。その制作をしていたころ、写真家の中川正子さんに参加して欲しいなぁ?と思ってましたが実現しないままでした。しかし、つい最近、あるプロジェクトを通じて出会うことが出来たのです!正子さんも「トリトンのオーナーに会いたかった!」と言われ、何だか必然で会えた気がして凄く嬉しい気持ちになりました。今年10月には正子さんとのプロジェクトをお見せ出来ると思います。
そして昨日、いろいろな友人などをかえしてお会いしていたRARI YOSHIOさんと遂に仕事が実現。RARIさんとの出逢いもかれこれ10年前くらいからでしょうか?トリトンカフェでイベントを行っていただいたり、東京で会食したりと・・・。
先日もRARIさんと会食していた時のことです。「時は自然と流れるけど、出逢いは必然のようにあるよね!?」と。僕も確かにそう感じました。正子さんのことなどがリアルにそうだったし、RARIさんや写真家のsaiさんもそうです。フランスのダニエル・ダジャック(ダニさん)も僕たちが「Billet Magazine:ビエマガジン」を作ってなければ出会っていませんでした。そのダニエルとRARIさんやsaiさんも友だちだったりと・・・本当に愉快なまでも必然の出逢いだなぁ?と感じてました。
自分たちが頑なに信じて行ってきた事柄があったからこそ、繋がれてる人たちがいることも再確認出来たこの数日でした。
そんな、不思議な再開からはじまったお仕事なわけですが、みんなで楽しみたいと思います。
そして、また次に繋がる記憶となることを祈りつつ・・・。

最近、不思議と本を作りたいと思うようになっています。来年15周年を迎えるトリトンとして、何かカタチで出来ればいいですが・・・。

無印良品

23.04.2013

大阪最後の一等地と言われる大阪駅北地区「うめきた」に先行開発していたグランフロント大阪の完成内覧会&無印良品のレセプションパーティに参加してきました。
大阪の北地区は戦国時代と言われる程、激しい開発と出店ラッシュが続いています。この数十年、大きな開発が行われて来なかった大阪だけに当然の展開のようにも思えます。三越伊勢丹の出店、大丸百貨店の増床、阪急百貨店のリニューアル、そして今回のグランフロント大阪の開業。どうなって行くのでしょうね、大阪。神戸に遊びに来る人なんていなくなるのでは?と不安にもなります。(笑)

そんなグランフロント大阪内に日本最大級とも言える「無印良品」がオープンします。そのレセプションパーティーにお邪魔してきました。最大というだけあって広〜い! そして、改めて感じたのが「無印良品」のストアコンセプトは日本人のライフスタイルだけでなく、気持ちにもピッタリなんだなぁ?と。
背伸びするわけでもなく、等身大の自分にぴったり来る!でも、シンプルでお洒落。そんな企業と言うかブランドのコンセプトを再確認出来た日でした。会社が大きくなると理念などはぶれていきますが、「無印良品」という企業はまったくそんなブレを感じさせない幹がしっかりした企業だなぁ?とも。

会社の規模はぜんぜん違いますが、自分の会社もシンプルにし、しっかりした幹を作らなきゃ!と思いました。友人や知り合いにもたくさん再開出来た素敵な日でもありました。ありがとうございました無印良品さん。

エルメス:ハート&クラフト

25.03.2013

昨年、東京でも上映されたエルメスのドキュメンタリー映画「ハート&クラフト」が神戸で上映されることになりました。そのツールのデザイン依頼をいただき、嬉しかったです。
一応、エルメス財団のチェックが入るものの、自由に作ってもらっていいですよ!との依頼でしたが、結果的にはエルメス財団さんが無難な方向の作品を選び、これに落ち着いたわけですが・・・(笑)
まぁ、本国のフランス、東京バージョンとまったく違う案に落ち着いたことも奇跡的かと思いながら、自分なりに納得も出来た作品。4月17日に上映会を行い、当時はエルメス財団の方のトークショーもあるようです。当然、僕も行きますけど・・・。

そうそう、何故僕に話しが舞い込んできたかと言えば、現在僕の会社で新しい事業部が7月に出来るのですが、そのプロダクト開発を行う際に北海道の馬具製造企業に行き、商品開発の依頼をしたことを話していたから馬具つながりでの発注でした。それと僕自身がクラフトマンの仕事が好きであるということもあるのですが・・・。
職人や作家の仕事って本当に美しいです。エルメスもそうですが、パリのモードの世界を支える職人たちの仕事をまとめた写真集などもあるのですが、見てるだけでうっとりしてしまいます。それだけ素晴らしい技術と歴史が存在するのです。それを受け継ぐ職人たちのドキュメンタリー映画ともなると見ないいけないと思いますよ。特にデザイナー、クリエイターの皆さんはぜひ、この映画を見て欲しいです。

デザイナーでいる喜びを!

07.02.2013

本日のゼミの中である人のことを話題に出した。
そのある人とは、僕が独立する前まで所属していたミランダというデザイン会社のAD:野口さんという女性。僕のちょっとだけ年上の先輩AD。その当時、僕もADを務めさせてもらっていましたが、彼女(野口さん)のどん欲なまでのデザインすることへの情熱は、僕が尊敬して止まない理由なのと、他に名前をあがれない理由です。大阪、いや東京の仕事もこなす彼女のクリエイティブは賞こそ取りませんが、誰もが知っている作品をたくさん作っています。JAGDAやADCといったデザイナーのための協会などへの参加やコンペティションにはまったく興味がないようで、ただただデザインする環境と依頼があれば、楽しみながら仕事をする!というひとです。今考えてみれば、その彼女と一緒にデザインをさせていただけたという意味では、感謝ですし、ラッキーだったなぁ?とも。

噂だと「今でも相変わらず、そんな感じですよっ!」と聞くのですが、「そんな感じ」ってどんな感じかと言うと・・・彼女的には意識していないと思うのですが、気がつけば何日も徹夜し、帰宅もしない感じでデザインに没頭しているのです。キャリアを積んだADともなれば、ロゴを数案作って、納品して終わり。というイメージですが、彼女は普通に30も40案も作り出します。悩んでいるというよりも、作りたくて、生み出したくてしょうがない!って感じでしょうか?

そんな彼女にある日、「松岡さん!素敵な仕事が出来ましたね!?」と、あるアパレルのカタログに対して言われたコメントだったのですが、未だに忘れることができません。ず〜っと野口さんの背中を追いかけ、一番意識してきたデザイナーのひとに、やっと言ってもらえた!と。その一言がその後の僕をどんどん変えていったのです。そんな野口さんというスーパーデザイナーがいた組織に5年もいたせいか、そのDNAはしっかり浸透してしまいました。デザインする楽しさ、デザイン出来る喜び、それを惰性でなく、どん欲に追求している自分が今いるのも、ミランダという組織で働けたことが大きいと思っています。
今現在、そんな気持ちで仕事に打ち込む若者って減ってきていると思うのです。そこまでどん欲に出来るのって、その時にしか出来ないと思うのですよね!?変な知識や周りのことなどを気にせず、バカになったらいいのです。その務めは必ず結果となってカタチになるからです。
こうして深夜2時を過ぎても、ブログを書いている僕もどうかな?と思いますが、たくさんの人、たくさんの若手デザイナーに伝えたいし、気付いて欲しいと思えばこそ、出来ることなんですよね!?

人間誰だって眠たいです。でも、それ以上に「もっといいデザインを作りたい!」の気持ちが勝つひとがいるということです。誰よりたくさんの努力をしたひとは、誰より早く、上手くデザインが出来るクリエターになるに決まっています。そのことをたくさんの人に伝えたい。

野口さんも・・・そして僕も、どん欲にデザインを楽しんでいます、今でも。

※野口さん、許可もなく名前を出してしまい、すみません!

お互いが納得する仕事って?

06.02.2013

神戸で帽子のデザインおよび制作を行っている友人から「松岡さんに全部、デザインしてもらったら高いっすよねぇ!?」という会話が1年程前。そこから少しづつ話をしたり、彼らからいろんなことをヒヤリングしたりしながら、気がつけば10ヶ月近く経った!昨年6月に開催した僕の作品展を見てくれて、「松岡さんにお願いすることを決めました!」という言葉は、かなり僕を突き動かした。ある程度、お金も必要ですがそれ以上に彼らの思いや考えをカタチにしてあげよう!と僕自身もそう決意。そうして完成したカタログやサイトは、時代などにこびるわけでもない、世界感が作れたのでは?と思っています。何より依頼をくれた彼らが一番喜んでいることが嬉しいわけでして・・・。引き受けて良かったっ!と思いました。日本国内をはじめ、これからは海外も視野に入れて展開を考えているブランドの立ち上がり、今度の活動が楽しみです。そして、僕自身も一緒に成長させてもらえることを祈りつつ・・・。
http://mature-hat.com/

自分たちの作るモノを信じる。

31.01.2013

もう3年も前のことです。
自分たちが欲しいと思えるステーショナリーがなかったので、3年前に作りました。その展示会をした時のDMの写真です。昨日、KIITO(クリエイティブセンター神戸)という場所でトークショーのゲストとしてお招きしたオープンエンズの代表・矢野さんこと、ヤノッチ!とトークショー終わりでマクドで珈琲飲みながら、3時間近く談話。その時に嬉しいことを言われた。「まっちゃんのところで作ってたステーショナリー、やばいわっ!」と。いい意味でやばい!と言ってくれたと信じてる。モノ作りをする時に妥協もしたくないし、でも、会社としてリスクを負わないと出来ないことがあるのが、モノ作り。その活動をしていたことを「やばいっ!」と言ってくれた。同じクリエイターとして話してくれたことがすっごく嬉しかった。僕たちのモノ作りの考え方は間違っていない!と思うけど、プロモーションが下手だから、なかなか浸透しなかったのです。未だにこの時に作成したプロダクトを見ると、自分でもシビれます。(恥っ)
そんなモノ作りを楽しむ組織から今年7月に新しいプロダクト事業部が立ち上がります。今度はたくさんの人たちに見ていただけるよう・・・買っていただけるように、しっかりプロモーションをしかけようと思います。

慣れないゼミ・・・

24.01.2013

昨年2012年12月から4ヶ月間、KIITO(クリエイティブセンター神戸)でグラフィックデザインを教えるゼミがはじまった。たくさんの受講生さんに教えたいですが、ちゃんと教えてあげれないかも?と思い、少人数制にしました。5名に教えているわけですが、5名でも正直しんどいです。それは講師である僕が悪いのです。所謂、一般的なゼミにしてしまうとどこかのゼミに似ると思い、全員に違う課題を出し、ひとりひとりにレクチャーしていく!という荒技ゼミを決行してしまったからです。でも、そのレクチャーの目的はデザインという行為を単に作業として行うのではなく、目的や意味を考えて、最適なデザインを導きだす方法を身につけて欲しい!と思ってのことなのです。時代と世代が違うからでしょうか?なかなか伝わりません。間違いを恐れているのか?す〜っとアクションに変わるというイメージがないのですよねぇ。無心になり、どん欲までもデザインに付き合ってくれたら、数ヶ月後に楽になるのになぁ?と・・・。まぁ、こればかりは言葉ではなかなか伝えることが出来ないってことなのですね!?
僕が26歳でアートディレクターになれたのも、当時、デザインに勤しんでいた同世代のひとたちの2倍も3倍もデザインに興味を持ち、仕事を楽しんでしていたことが結果的にディレクターという立場になれたわけで、時が来ればなれる!というものでもないのですよ!今回、僕のゼミ受講生には、そういう取り組み方も学んで欲しいと思っています。寝る間も惜しんで努力した先には必ず、明るい未来があるのです。しかも、誰よりも努力した分、他の人と違う質の仕事に取り組める。そういう楽しみが待ってるのですよ!そのことを理解してもらい、素晴らしいデザイナーになってもらうことが、僕の最大のミッションかなぁ?
あ〜〜〜それにしても教えるって難しいよなぁ?学校の先生って素晴らしい。感心します。
というわけで、もう朝を迎える感じなので、もう帰ります。それでは、また。

新しい出逢いと新しい組織。

19.12.2012

昨年、今年と会社の経営状況をはじめ、人間関係も決して素晴らしい年ではなかったのですが、今年の最後に素敵な動きがありました。トリトンという組織の生み出す世界感に限界を感じていた時に、篠山である経営者に出逢いました。その方は僕に「トリトンはまだまだ未来があるし、ブランドとしての価値もある。もっとするべきことがある!」と言ってくれたのです。自分としては、共感は出来ませんでしたが、何度か会ってるうちに、気持ちを切り替えて話を聞くことが出来たのです。すると自分の中に存在していたネガティブな部分がふ〜っと消える感覚があったのです。というか、この人が言っていることやこの人が持っているポジティブな部分に身を任せてみよう!この人と一緒に何かしてみよう!って。そう思えた瞬間から、これまでの自分とはまったく違う自分が積極的に企画を行っていました。そんな感覚ははじめてで、自分でも驚きました。これまでは、「自分が一番」で「自分の考えたことしかしない!」というのが、僕のスタイルだったからです。そうじゃない自分を垣間見た瞬間でした。不思議な感覚です。その方と数ヶ月会食しながら、何が出来るか?など話をした結果、「俺たちが好きなモノ」を企画したり、製造したり、販売したり・・・と、所謂ブランドを作ることに照準を定め、始動したところです。
スタンダードから少し背伸びした「ひとつ上の・・・/一段階上の・・・」モノ作りをするブランドを立ち上げます。名前も「OCTAVUS:オクターヴ」。2013年の夏頃にはちゃんとお披露目出来るかと思います。

それと同時期にある若者と出会いました。
その若者は数年前からトリトンで働いてみたいと言ってくれていたのですが、会社の都合や僕自身がスタッフを育てる自信を喪失していた時期だったので、お断りしていました。でも、半年ほど前にある会社さんの仕事を通じて、彼と再会。ふたたび、以前のように話をした際に偶然にも先の経営者の方とどうようにトリトンの可能性について語られました。
そんな彼を雇うというよりも、彼の人生に少し協力したい!と思えたので、彼に「俺と会社を作ってみない!?」と問いかけました。彼はそんなことを望んでいたわけではないので、しばらく呆然とした感じでしたが、しばらくの間をおいて、「具体的に話しを聞かせてください!」との返答。その数ヶ月後の12月にその組織を設立することになっていました。そんな器でないことは理解しているのですが、今回のような働きも僕の人生なんだろうなぁ?と。新しい組織の名前は「FORC:フォーククリエイティブ」。

楽しいことや嬉しいことも、そして辛い時もあると思う。
でも、トリトンの可能性を引き出してくれたこの二人には、感謝しても感謝しきれない気持ちでいっぱいなので、何としてでも成功させたい!そう誓いました。
2013年、全てにおいて正念場。これまでの膿を全て取り除くチャンス。

素晴らしい年になると信じています。残されたスタッフや家族のためにも・・・そして新しく出会った素敵な仲間のためにも!